ビジネスホテルの価格高騰の背景は?


2025/09/02


こんにちは!

旅に出る時、その街の匂い、空気、そして温かさを肌で感じられるような、心安らぐ宿を探すのが好きな人も多いのではないでしょうか?

でも最近、ホテルを予約しようとして、その値段に思わず二度見してしまったことはありませんか?

「え、こんなに高かったっけ…?」そう感じているのは、きっと私だけではないはずです!


旅の宿は、今、心躍る争奪戦?


かつては当たり前だった、旅先でふらりと立ち寄る安価なホテル。

あの頃の宿はどこへ行ってしまったのだろうと、少し寂しく感じることもあります。

それもそのはず、今、日本のホテル業界は、想像をはるかに超える活気に満ちているのです。


日本政府観光局によると、2025年上半期の訪日外国人数は、過去最速で2,000万人を突破したそうです。

右肩上がりのインバウンド需要に支えられ、都心や地方都市のホテルは、どこも満室に近い状態が続いています。

夏休みには、国内旅行客の動きも活発になり、海外からのお客様に加え、私たち日本人も、快適なホテルを巡る「熾烈な争奪戦」に巻き込まれているようです。



止まらない客室単価の値上がり、その裏側にあるもの


宿泊施設の確保が難しくなったと感じる背景には、客室単価の急上昇があります。

上場ホテル15ブランドの平均客室単価は、16,679円と、前年同期比で12.6%も上昇しました。


驚くべきは、コロナ禍で最安値だった2021年と比べると、2倍以上にもなっていることです。


しかし、この値上がりは、ただの「需要と供給」だけでは語れません。

高騰する人件費やエネルギーコストといった運営費用を吸収するため、ホテル側も単価を上げざるを得ないのが実情です。



ホテル業界が直面する「嬉しさ」と「課題」


ホテル業界は今、好調な業績という「喜び」と、需給ミスマッチや人手不足といった「課題」の狭間で揺れ動いています。

需要の急増に対して客室数が追いつかず、ホテルをめぐる争奪戦が過熱しています。


また、人手不足は特に深刻な問題で、せっかく来てくれたお客様に、

十分なサービスを提供できないのではないかという懸念も聞こえてきます。


この課題を解決するため、ロボットによるチェックインや清掃の自動化など、DX(デジタルトランスフォーメーション)を進める動きも活発になっています。


押し寄せる需要に対し、ホテルに求められる本来の満足できるサービスを提供できるか。

過熱するホテル業界の裏側では、ホテルの存在価値とサービスの質が問われる、分岐点に差し掛かっているのかもしれません。


旅の目的が多様化し、ホテルが旅の思い出を彩る大切な場所であり続けることを、心から願っています。

私たちの東京クライマー不動産は、大切な土地の売却を安心して任せていただけるよう、一つひとつ丁寧にサポートします。

どうぞ、お気軽にご相談ください。

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